第5回開催 デジタル教材賞 準グランプリ

BuriBooks

Agno Almario/Adarna Digital - Adarna House, Inc.(フィリピン)

作品概要

BuriBooksは、子供向けのインタラクティブなeBookライブラリーです。教師は物語にカスタムメイドの質問を入れ込むことができ、生徒の読解力やその他スキルを把握することができます。また、BuriBooksには、教師向けのアナリティクスプラットフォームもついているため、生徒の読書データを分析できたり、自動チェックによるリアルタイムのフィードバックを受けることができます。

受賞コメント

こんにちは。アダルナデジタルです。この度は、BuriBooksを受賞作品としてお選びいただき、ありがとうございます。私たちは、フィリピンのいくつかの学校と連携して本作品を制作したので、先生や教育者や生徒にとって良い教材であるという自信があります。一生懸命頑張ってきた結果、このような著名な審査員の方々に選ばれ受賞したことを嬉しく思います。

審査員コメント

今後、国内外にかかわらず、「読解力」が問われてきます。特に、映像メディア(挿絵や写真、動画など)と言葉・文章をどのように読み解くのかについては、国語を中心にすべての教科・領域で重要な力として位置付けられます。そのような中、本作品は、高いモチベーションを保ちながら学習できる秀逸な教材です。これから「一人読み」も楽しくできるでしょう。
中川 一史 (放送大学教授(博士))

デジタル教材というと、PCやタブレットの中で、様々な学習活動ができるようなことをイメージされる。しかしBuriBooksは、単なる電子図書館に留まらず、デジタルブックをコアにした学びのコミュニケーションツールとなるデジタルプラットフォームである。本というアナログコンテンツのデジタルブックをコアに、読書データの管理、読書から始まるアクティブラーニング、本で繋がるコミュニケーションが可能となっている。まさに、本というアナログコンテンツの可能性を無限に広げるツールと言える。日本の児童書の電子化によって、BuriBooksが日本の子供たちに届くことを期待する。
平井 聡一郎 (株式会社 情報通信総合研究所 特別研究員)