第4回開催 茂木 健一郎賞

ころがる!まほうのバトン

松浦昭洋・大野聖人・戸根弘貴 from 東京電機大学松浦研究室(日本)

作品概要

本作品は、開いた絵本を模したディスプレイの上で、一人またはペアでバト ンを転がして遊ぶ、独自のハードウェアと操作方法を用いたデジタル絵本で す。プレイヤーは、四季の風景の中で、バトンを使って動植物に働きかけ、 視・聴・触覚、運動感覚などを総動員して、ユニークなバトン遊びと四季の 風物詩を楽しむことができます。

受賞コメント

この度は審査員特別賞を頂き、ありがとうございます。
本作は、開いた絵本の形をした装置の上でバトンを転がして遊ぶ新しいデジタルえほんです。バトンの転がりを利用して画面内の世界に働きかけ、プレイヤーが全身を使って感じ楽しめるものを目指しました。三人で試行錯誤しながら作った作品を高く評価頂き、今後の励みになります。これからも、楽しくて世界が広がる作品の制作に努力していきたいと思います。

審査員コメント

この大掛かりな仕掛けを用意し、新たな表現領域にチャレンジをする姿勢に胸を打たれた。 バトンを転がすと絵本型の画面のなかのイラストが動きだすといった仕掛けも面白い。 今後、この仕掛けやデザインがさらに良いものに発展していくことを期待している。(茂木健一郎)