第3回開催 準グランプリ

きりえほん~しんかいさんぽ~

石川由貴(日本)

作品概要

切り絵をモチーフとした言葉のないデジタルえほんです。さまざまな生き物たちが登場する深海散歩を楽しむことができる、美しい作品です。

受賞コメント

数ある作品の中からきりえほんしんかいさんぽを選んで頂き大変うれしく思っています。
この絵本をきっかけにちょっとでも未知なる深海生物に興味をもってくれたらうれしいです。

審査員コメント

「カラフルでリッチなコンテンツが多い応募作の中で、モノクロの切り絵で深海を描いた「きりえほん」には、心をなごませる力があると思いました。日本的でありながら、海外の人にもアピールできるのではないでしょうか。この世界を作り込んでどんどん広げていったら、さらに楽しくなると思います。」 (いしかわこうじ/絵本作家)

「独特な切り絵の持ち味が、うまくデジタルえほんとして昇華されている。チョウチンアンコウに導かれながら、指先だけの簡単な操作で、“しんかいさんぽ”を楽しむことができる。切り絵というアナログな手法を出発点として、デジタルの持つ光や滑らかなインタラクティブ性が活かされ、独自の美しい世界が構築されたオリジナリティ溢れる作品だ。」(小林 登 / 東京大学名誉教授・国立小児病院名誉院長)