第10回開催 審査員特別賞

Florìs

Centro Zaffiria(イタリア)

作品概要

Florisはユーザーをバーチャルガーデンに誘うアプリです。いくつかの簡単なヒントをたどりながら、ここに生息する昆虫たち(ときにはほかの動物やアイテム)を探します。どの昆虫も新しい花の誕生に関係していて、美しく豊かな庭を造るために必要なモノの発見につながっていきます。このアプリはZaffariaとフランスのアーティストLouis Rigaudと一緒に制作しました。Louis Rigaudはイタリアのフリウリ地区の生徒たちと一緒に庭を賑やかに彩る花と昆虫を作りました。このアプリの最大の特徴はユーザー自身もクリエイターになれる可能性があるところです!紙に昆虫を描き(どんな昆虫でも大丈夫です!)、モバイルデバイスのカメラで撮影するだけでデジタル化できてしまうのです。自動的に描いた昆虫にアニメーションが加わり、実際に画面の中の庭を飛び回る様子が見られます。これこそがこのアプリの中の冒険に欠かせない要素です!アプリはイタリア語、フランス語、英語の三つの言語で提供しています(デバイスの言語設定に従って自動的に言語が選ばれます)。なおweb.Appはイタリア語版のみの提供となっています。

受賞コメント

このたびはこのような機会、そして賞をいただくことができ感謝しています。

技術は子供たちの年齢に関係なく、独創性と創造性を育むツールになると私たちは信じています。
この作品は子供たちと共同で作ることができたのでこの場を借りてありがとうと伝えたいです。
では、いつかイタリアで会いましょう!

審査員コメント

草むらの中を、バッタや蝶々を追いかけるという、子ども時代の夢のような時間を
美しい花や草の映像の中に入り込んで追体験できます。
生活の中から自然が消えてゆく現代の子どもに、美しい自然の持つ神秘を擬似体験
を提供する優れデジタルえほんだと思います。(榊原洋一)