第10回開催 審査員特別賞

自分だけの雪の結晶 ゆきフレーム

フジ森(日本)

作品概要

『ゆきフレーム』は、札幌国際芸術祭2024「SIAFスクール」における、初等プログラミング教育からアート実践までの一連の活動を通して生まれたインタラクティブ作品です。
2023年夏にフジ森が札幌市内11の小学校と1つの中学校に出向きプログラミングで雪の結晶を作る授業を行いました。この授業で子どもたちが作った雪の結晶と、自由参加の公募で集めた雪の結晶を、札幌国際芸術祭2024の未来劇場会場で展示した『ゆきフレーム』の中に沸きあがらせました。

受賞コメント

こんにちは、フジ森の藤木準です。フジ森の藤木ヒロコです。
現在私たちは札幌の暮らしています。
三人家族なので藤木の「木」が3つで「フジ森」と言います。
この度は私たちの作品が評価されたことに大きな喜びを感じています。
この作品は札幌国際芸術祭実行委員会事務局の皆さん、そして札幌市の小中学校のみなさんと共に作り上げたと
言ってもいいような作品です。
この作品を評価していただいたデジタルえほんアワードの審査員のみなさん、ありがとうございました。

審査員コメント

冬の空から舞い降りる雪の結晶は六角形を基本として、みんな違っているそうです。自然物なのに幾何形態。そして、一つ一つの形はとても美しくて、なんだか安らぎを覚えます。この作品では、そんな雪の結晶をプログラム体験の中で作り、展示会場の「雪フレーム」で、様々な雪の美しさを、インタラクティブに体験することができます。
アーティストの描いた冬の景色に、自分の影。そしていろんな人が作った様々な雪が組み合わさった一期一会の作品です。なんてロマンティックで楽しい取り組みでしょう。私もぜひ体験したいと思いました。(季里)