第6回開催 準グランプリ
My Cells and I
Omer Viner(イスラエル)
作品概要
“My Cells and I”は携帯電話と連動したインタラクティブなこどものえほんで、生物学を教えながら、読者を人体や細胞の旅へと誘う。 その旅は人体から始まり、身体組織、細胞、細胞小器官(細胞やDNAの内側)へ。 子どもたちは、人体の内部に触ったり、それらに興味を持ったり、身体の構成要素や内部にあるものについて質問したりすることができる。
受賞コメント
“My Cells and I”は携帯電話と連動したインタラクティブなこどものえほんで、生物学を教えながら、読者を人体や細胞の旅へと誘います。
その旅は人体から始まり、身体組織、細胞、細胞小器官(細胞やDNAの内側)まで入っていきます。
子どもたちは、触ったり、興味を持ったり、身体の構成要素や内部にあるものについて質問したりすることができます。
私は印刷とスクリーンの出会いに対する個人的な興味でこのプロジェクトを1年前に始めました。そして、Amitay Gilad率いるthe Bezalel Academy of Arts and Design in Visual Communicationの最後のプロジェクトとしてこの本を完成させました。
審査員コメント
紙の絵本をめくってそこにスマートフォンを差し込むと新しい世界が広がる。それだけでちょっとワクワクしませんか?
この作品は紙の質感とタッチスクリーンの操作感の両方を楽しみながら、細胞のはたらきがわかるものです。
「いつでも確認できる絵本の画面」と「リアルな動きのわかるスマートフォンの画面」という、
それぞれのメディアの特性を生かしていて、他のテーマにも応用できそうな可能性を感じました。(宇治橋 祐之)
従来のシンプルなポップアップの仕掛けとスマホの映像を組み合わせただけで、こんなにも斬新で面白いデジタル絵本を作り出すなんて、驚きでした。体内の細胞から宇宙まで見事に表現されていて、これからのデジタル絵本の可能性を感じました。ボクの審査した中では最高点をあげた作品です。(きむら ゆういち)