第5回開催 角川 歴彦賞

Fox Tales

OhNoo Studio(ポーランド)

作品概要

長く、危険な旅に出る勇敢なキツネの物語。ことの始まりはフォックス島での地震でした。2人の勇者、サマールとカーラーが部族の中から選ばれ、地震の原因をみつけるべく危険な旅に出ます。旅の途中で、彼らは多くの奇妙な動物や大き過ぎる生き物に出会い、数々の忘れられない冒険や面白い場面を経験します。
「Fox Tales」は6歳から12歳までの子供向けの、冒険ゲームの要素の含んだインタラクティブなストーリーです。こどもが一人遊んだり、就寝時の読み聞かせの絵本としても最適です。文字が画面上に表示されるので、親や専門家が読み聞かせをしたり、こどもの読書の手助けとなります。

受賞コメント


この度は、インタラクティブなおとぎ話Fox Talesを審査員特別賞にお選びいただき、ありがとうございます。驚いています。私たちは、情熱をもっておとぎ話を制作していますが、今まではコンテストに応募することはありませんでした。ですので、今回の受賞は我々にとって大きな報奨であり、ここまでこれたことを誇らしく思います。今回は残念ながら表彰式に参加できませんでしたが、またの機会がありましたら参加したいと思います。我々は3人で構成されているチームなので、ご理解いただけると幸いです。ポーランドの三連都市は、ソポート、グディニャ、グダンスクの都市があります。ポーランドでお会いできると嬉しいです。休暇には最適な場所です。ありがとうございました。

審査員コメント

これぞ絵本作りの“王道“というプレゼンテーション。古典的なヨーロッパのテイストを非常に色濃く残しつつ、なおかつ洗練されており、「躍動するおもしろさ」と「壮大なスケール感」に魅力を感じました。単なるゲームやアニメーションではなく、ベースが「えほん」であることを改めて感じさせられる作品です。親の目線で子どもに見せたいと思わせるコンテンツであり、同時に子ども自身の目線でみずから夢中になれるコンテンツでもあるところが素晴らしい。
角川歴彦 (株式会社KADOKAWA 取締役会長)